乳歯でも歯医者に行った方が良い?

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乳歯と永久歯とでは歯の数は違う!
歯の生え代わりに歯並びが悪くなることがある
乳歯が抜けても永久歯が生えてこないことがある
親知らずについて知りたい!
親知らずはトラブルメーカー

人間は、生まれてから最初に生えてくる乳歯があり、6歳~10歳ぐらいにかけて乳歯が抜けて永久歯へと生え変わります。乳歯は誰でも必ず抜けてしまう歯のため、家庭によっては「どうせ抜けるのだし、虫歯ができても治療せずに抜けるのを待とう」なんて悠長に構えていることもあるかもしれません。しかし、乳歯の状態はその後に生え変わる永久歯に大きな影響を与えるため、乳歯でも虫歯ならきちんと治療をしなければいけませんし、乳歯の生え方や本数、かみ合わせなど、きちんと定期的に歯医者に行って口内が正常に成長しているかをチェックしてもらうことはとても大切です。

乳歯と永久歯は、歯茎から出ている部分だけを見ると、全く別の歯という印象を持ちますが、歯茎の中の根の部分は同じです。植物の根と同じように、乳歯が抜けても根っこは残り、そこから永久歯が生えてきます。そのため乳歯と永久歯とでは生えてくる場所も同じなので、乳歯の段階で歯並びやかみ合わせが悪い場合には、永久歯へ生え変わってから歯列矯正をしたりかみ合わせの矯正治療を行うことになります。乳歯の段階でこうした治療が歯医者でできないのは、乳歯が生えている子供は骨格がまだ成長しきっていないため、早い段階で治療しても成長に伴って再びずれが生じる可能性があるからです。


乳歯の多くは、グラグラになって抜ける時期が来れば、無理に引っ張らなくても自然に抜け落ちます。しかし、なかなか抜けなかったり痛みを伴う場合には、歯医者に行って抜いてもらうこともできます。抜ける準備ができている乳歯は、本格的な麻酔をしなくても簡単にサッと抜けるため、皮膚麻酔で対応することが多いようです。