乳歯と永久歯とでは歯の数は違う!

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人間の歯は、子供の頃は乳歯が生えていて、乳歯が生え変わると同じ場所から永久歯が生えてきます。そう考えると、乳歯と永久歯とでは、歯が生える場所も同じなので本数もまったく同じかと思いがちですが、実は、その数は異なります。乳歯は上下合わせて20本ですが、永久歯の数はトータル32本。この12本という大きな差は、いったいどこにあるのでしょうか?


前歯から犬歯までの歯並びは、乳歯と永久歯とで異なることはありません。しかし、乳歯は犬歯の後ろに2本ずつしか奥歯がないのに対し、永久歯の場合には思春期になってようやく生えてくる親知らずも含めると、5本ずつの奥歯が生えてきます。つまり、上下左右それぞれ3本ずつ多いので、乳歯の20本よりも12本多い32本の歯となるわけです。歯医者に行くと、乳歯でも永久歯でも、歯の数は毎回必ずチェックします。抜歯をするなどで歯の数が32本よりも少ない事はありますが、もしも32本よりも歯の数が多い場合には、その後の歯並びや虫歯のなりやすさなども考え、抜歯と歯列矯正を行うことが多いようです。

乳歯と比べると硬くて虫歯になりにくいという特徴を持っている永久歯は、生えたらその後の人生ずっと付き合っていかなければいけないため、できるだけ虫歯や歯周病などの予防ケアをして、健康な状態を保つように努めましょう。歯医者に行くと、永久歯をこうした口内疾患から守るためのいろいろな治療やオーラルケアのアドバイスを受けることができますし、大人でも虫歯になりやすい人なら歯医者でフッ素塗布などのケアを受けることによって、虫歯になりにくい口内環境を手に入れることもできます。