親知らずについて知りたい!

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親知らずとは、15歳~18歳ぐらいで生えてくる永久歯の一番奥の歯です。この部分の歯は人間の生活においては全く必要がないため、生えてこなくても問題ありません。しかし、生えてくると生え方によっては歯並びを悪くしてしまう可能性があるため、親知らずが生えそうな時期には特に注意が必要です。歯医者で定期的に歯科健診を受けている人なら、レントゲンを撮る段階で、歯茎の中に埋もれている親知らずを早期発見することができます。歯茎の内側にある段階ですでに生え方が決まるため、抜いたほうが良いとか抜かなくても大丈夫などのアドバイスを歯医者からもらえるはずです。

親知らずは、英語ではウィズダム・ティース(知恵の歯)と呼ばれています。知恵がある人だけに生えてくる特別な歯という意味ではなく、人間として自立する知恵がついたころに生えてくる歯、という意味です。日本でも、智歯と呼ばれることもあり、素晴らしいネーミングを持っているのですが、ネーミングとは逆に、真剣に抜歯を検討しなければいけないことが多い厄介な歯でもあります。


歯は、歯茎の下の顎の骨から生えてきます。奥歯のさらに奥から生えてくる親知らずは、顎の幅や角度などによっては他の永久歯を横から押すような位置で生えてくることが多く、親知らずのせいで歯並びが悪くなってしまう可能性もあります。また、奥歯で歯ブラシが届きにくく磨き残しが出やすい部分のため、虫歯になりやすいという特徴もあります。歯医者で歯科健診を受けていても虫歯になりやすい歯なのです。