親知らずを抜いた後に気をつけること

ホームへ戻る >  親知らずの抜歯方法  > 親知らずを抜いた後に気をつけること

親知らずは歯並びの一番奥にあるため、大きさも他の歯と比べて大きいことが多いもの。しかも、永久歯を抜歯した経験がない人にとっては、歯医者で抜歯をするだけでも精神的に大きな負担や恐怖となってしまうことが多いのですが、抜歯そのものは麻酔も効いているので、痛みを伴うことはありません。しかし、抜歯後には日常生活の中でいくつか注意したい点があります。


歯を抜くと、抜いた場所はポッカリと穴が開きます。通常の場合には、その穴は抜歯の際の出血によって覆われ、自然に歯茎の一部となるもの。しかし、抜歯の際に出血量が少ないと、ぽっかり空いた穴を埋めるほどの血が出ないために、ドライソケットと呼ばれるトラブルとなる可能性があります。これは、親知らずを抜いた人の4%程度に診られるトラブルで、抜いてから数日した後に急激に痛みが襲ってくるというもの。歯医者に行けば軟膏を塗ったり歯茎から出血させたりして穴が血で埋まるような処置をしてもらうことができます。

通常の場合には、抜歯後に傷口を縫合することはありません。しかし、場合によっては縫合することもあり、その場合には縫合した糸が抜糸までの1週間の間に切れてしまうというトラブルが起きることがあります。多くの場合には、糸が切れても様子観察をして特に何も処置を行わないことが多いようです。なお、歯医者からは痛みどめや腫れ止め、化膿止めなどいろいろな内服薬を処方してもらえるので、痛みがなくても処方された薬は最後まで飲むようにすると、トラブルを軽減することができます。