精神的な苦痛になってしまう知覚過敏

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虫歯があるわけではないのに、突然歯がズキッと痛くなったり、冷たい物を食べたり飲んだりすると歯がしみてしまうことがあります。これは知覚過敏と呼ばれる口内疾患で、日本人では4人に1人は知覚過敏を持っていると言われているほど、多くの人に共通する疾患です。特に虫歯というわけではないため、歯医者に行かず放置したり我慢する人が多いのですが、知覚過敏は口内疾患なので歯医者で治療することができます。我慢せずに、痛みを感じたらすぐに歯医者に行きましょう。

知覚過敏の原因は、歯の表面に小さな傷がついたり表面を覆っているエナメル層にひびが入るなどが原因。寝ている間に歯ぎしりをしたり、硬いものをバリバリ食べて表面にひびが入ることもあります。また、毛が硬い歯ブラシを使って歯磨きすると、歯磨き粉の中に入っている研磨剤によって歯の表面が少しずつ削られてしまいます。そうした習慣が継続することも、知覚過敏の原因となります。


突然ズキッとくるので不快感極まりない知覚過敏。食事中などにはあまり感じることが少ないのですが、これは唾液が知覚過敏の症状を緩和してくれる作用を持っているからです。歯の表面へ、唾液に含まれているカルシウムがコーティングをしてくれるため、食事中に冷たい物を食べても、痛みを感じにくいようです。ただし、知覚過敏は放置しても自然治癒することはないため、歯医者で表面のひび割れを薬剤でコーティングしてもらいましょう。