歯周病にはいろいろな種類がある

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歯医者に行って歯周病と診断されると、その種類や進行度合いに合わせて適切な治療を行うことになります。歯周病はいくつかの種類に分類することができます。歯周病とは、歯茎の中に埋まっている歯の根元部分の歯周ポケットに食べかすなどが残ってしまい、そこに細菌が繁殖してしまうことで歯茎が炎症を起こしてしまう口内疾患です。その中でも、炎症が始まったばかりの時期や、炎症がそれほど進行してしない場合には、歯周病ではなくその前段階の歯肉炎という種類に分類されます。歯肉炎と診断されると、歯周ポケットの中を歯医者できれいにお掃除するとともに炎症止めのお薬を塗ってもらい、歯磨き指導などを受けることによって少しずつ炎症を改善することができます。

歯肉炎のレベルを超えると、歯周炎という口内疾患に分類されます。発症した年齢によって、若年性・思春期前・成人性・早期発症型に大きく4種類に分類できますが、歯肉炎も含めたすべてが、歯周病に分類されます。以前では中高年に多く発症すると言われていた歯周病ですが、最近では子供でも発症することが多く、永久歯が生える前の乳歯の段階でも歯周病になってしまう子供も少なくありません。


発症した年齢に関わらず、定期的に歯医者で歯科健診を行っていないと早期発見することが難しい歯周病。放置すると確実に進行してしまうので、できるだけ早期発見・早期治療がおすすめです。乳歯の子供の場合には特に早期治療を行わなければ、永久歯にも影響することがあるので気を付けましょう。