歯周病とは?

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歯周病というのは、歯ではなく歯が乗っている土台部分の歯茎が炎症をおこしている状態のこと。毎日きちんと歯磨きをしていても、歯の付け根部分は歯茎で覆われていて、なかなか自分自身では十分に磨けているかどうかが分かりにくいものです。この歯周ポケットと呼ばれる部分に食べかすが残り、そこに細菌が増殖すると、歯茎が炎症を起こしてしまいます。歯周病の始まりです。


歯周病は、中高年ほどかかりやすくなりますが、最近では10代や20代でもかかることが多いようです。虫歯になりやすい人は歯磨き習慣に問題があることが多いため、歯周病にもなりやすくなります。虫歯のように痛みなどの自覚症状が少ないため、うっかり放置してしまうことが多いのですが、放置しても原因となっている歯周ポケットをお掃除しない限りは自然治癒することは少ないため、できるだけ早めに歯医者に行くようにしましょう。歯医者で定期的に歯科健診を受けている人なら、歯周病チェックも行ってくれます。歯医者でなら早期発見ができますし、治療が必要な場合には歯科健診の後にすぐに適切な治療に入ることができるので、進行してしまう前に早期治療が可能です。

歯を乗せている土台部分が弱くなってしまう歯周病。放置するとどんどん歯茎の炎症が広がり、歯を支え切れなくなってしまいます。虫歯がない健康な歯でも、土台が崩れてしまうと意味がなくなってしまうので、口内全体の健康という点では、もしかしたら歯周病は虫歯よりも怖い口内疾患なのかもしれません。