何もしなくても歯が痛い虫歯はC3の可能性が大

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少なくても1年に1度の定期健診を受けていれば、虫歯がC3まで進行してしまう可能性はとても低いものです。小学校や中学校では学校に歯科医がやって来て集団検診をしてくれることが多いため、虫歯もここまでひどくなってしまう前に発見して治療ができるのですが、定期健診に行かない大人の中には、自覚症状がないために虫歯を放置したり、おかしいなと思いながらも様子を見ていたりすることによって虫歯が進行し、歯医者に行ったときにはすでに歯髄までダメージを受けていたなんてこともあります。

歯医者でC3の虫歯と診断されたら、歯の表面を覆っているエナメル質だけではなく、神経が通っている象牙質も貫通し、その中央にある歯髄にまで虫歯菌が到達してしまっている状態です。ここまで虫歯が進行してしまうと、自分の歯を残すことも難しくなるため、場合によっては歯を抜いて、そこに入れ歯や差し歯、インプラントなどを入れることにもなりかねません。歯の表面や歯冠はすでに崩壊していることが多いため、C3の治療では、残っている部分に金属製の歯を乗せるという治療が行われます。C2の治療のように、インレーで詰め物をするだけではなく、歯の土台に近い部分から金属製の歯を作ることになるため、治療の回数や費用、手間や痛みなども大きくなってしまいます。


C3の虫歯は、見た目には自分自身の歯の間に1本だけ金属製の歯が入っている状態になります。歯医者によって銀や金、セラミックや陶器などの白色など複数の素材がラインナップされているので、予算や健康保険適用の有無に合わせて選びましょう。