歯並びやかみ合わせは歯医者でチェック

「私、あまり歯並びには自信がないの」という人は少なくありません。日本人は欧米人と比べると食文化の歴史の中で、顎が狭くなっているという特徴があります。狭い顎の中に欧米人と同じ数の歯が並ぶわけですから、どうしても歯が窮屈になり、歯並びが悪くなりやすくなるのです。こうした歯並びに関する悩みや問題は、歯医者でチェックしてもらうことができますし、必要な場合には歯医者で治療を受けることができます。

歯並びが悪かったり、上下のかみ合わせが良くない状態は、不正咬合と呼びます。八重歯が出ていたり、歯が少し前後にずれているなど、それほど症状がひどくない場合もありますし、かみ合わせが良くないために食べ物を噛みづらかったり、発音に影響する重度の場合もあります。かみ合わせがひどく悪い場合には、上下の顎という骨格レベルでの治療が必要になることもあります。ただし、小さな子供の場合には、骨格の成長に合わせて時期を見ながら治療を行うことになります。

不正咬合の治療は、日常生活に支障がない場合には、治療するかしないかの選択ができることが多いようです。しかし、小さな子供の場合には消化機能にも影響が出る可能性もありますし、骨格の成長に伴って症状が悪化することも考えられるため、歯医者で定期的にチェックしながら治療するかどうかを決めます。また、歯並びだけが悪い場合には、歯列矯正という治療法でスッキリした歯並びへと改善することも可能です。